2024年12月10日公開
最終更新日:2024年12月10日
インサイドセールスは楽しい? やりがいや魅力、向いている人の特徴などを紹介!
新しい営業スタイルとして定着しつつあるインサイドセールス。近年、インサイドセールスを導入する企業が増え、それに伴い求人の需要も高まりを見せています。
この記事では、インサイドセールスへの転職を考えている人に向けて、インサイドセールスのやりがいや楽しいと思えるポイント、向いている人の特徴などを紹介します。必要なスキルや仕事に就く方法など、転職時に役立つ情報もお届けしますので、各見出しを目次のように活用いただき、ぜひ必要な情報からチェックしてみてください。
▼インサイドセールスの概念、基本的な考え方や活動内容についてはこちらの記事で総合的に解説しています。
「インサイドセールス」って何? 定義や役割、職種の特徴や他の営業職との違い、将来性などまとめて解説!
インサイドセールスは楽しい? それとも辛い?
インサイドセールスとは、見込み顧客に対してメールや電話、オンライン会議ツールなどでアプローチする非対面の営業活動のことです。近年、インサイドセールスを導入する企業が増加しており、これまで以上に注目を集めています。
そんなインサイドセールスの業務について、「楽しい」「やりがいがある」という声が聞かれる一方で、「辛い」という声があるのも事実です。両極端な声が聞こえてくるので、実際のところはどうなのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
インサイドセールスを楽しいと感じるか、あるいは辛いと感じるかは、自身の性格や職業との相性にもよります。これから転職を考えている人は、インサイドセールスの業務内容に加えて、良い面も悪い面も知っておくことが大切です。
インサイドセールスのやりがいや魅力とは
まずは、インサイドセールスの魅力から見ていきましょう。やりがいを感じる理由や楽しいと思えるポイントを紹介します。
目標を達成できると楽しさや自信につながる
インサイドセールスには、目標をクリアする楽しさがあります。営業職であるインサイドセールスには、商談化数や成約数などに数値目標が設定されるケースも多いです。具体的なゴールが見えているので、頑張ろうというモチベーションが湧いてきます。
目標達成に向けて試行錯誤が求められる分、クリアできた時には大きな達成感が得られます。上手くいく秘訣や成功パターンが分かってくると、仕事に対する楽しさや自信も生まれます。
実績が評価される
インサイドセールスは、実績が評価されやすい職種です。実力主義な面があり、努力や頑張りによって得た成果を正当に評価してもらえます。インサイドセールスの成績が人事評価に影響する職場では、成果を上げるほど昇進や昇給の可能性が上がります。
インサイドセールスで評価対象となりやすいのが、商談化数や成約数です。この場合、どれだけ売上の機会を創出し、会社の利益につなげられたかが重視されることになります。
また、インサイドセールスの担当者に対して、インセンティブ制度を導入している企業も多くあります。目標達成時に給与とは別に報酬を得られる制度で、成果に応じて収入が増えます。成果が報酬に直結するため、意欲的に仕事に取り組むことができます。
営業スキルが向上する
インサイドセールスに従事することで、営業スキルを高められます。なぜなら、インサイドセールスでは、顔の見えない相手と関係を構築しなければならず、コミュニケーション能力やヒアリング力が鍛えられるためです。
インサイドセールスを長く続けていると、好感を持ってもらえる話し方や、受け入れられやすい提案の仕方が自然と身についていきます。信頼関係の構築が上手くなり、商談まで辿り着くことが増えてくると、仕事がどんどん楽しくなります。
日々の業務で培った営業スキルは、キャリアアップはもちろん、キャリアチェンジの際にも活かせます。また、どのような相手ともスムーズに会話できる能力は、仕事以外のプライベートの場でも役に立ちます。
会社の顔として活躍できる
会社の顔として働けることも、インサイドセールスの魅力の一つです。インサイドセールスは、自社に資料請求や問い合わせをした顧客に対してアプローチする仕事です。顧客が一番初めに接点を持つのがインサイドセールスの担当者であり、その対応次第で会社の印象が決まります。顧客に対して良い対応ができれば、会社の評価や信頼性を高めることができます。
自分が会社の顔となって働けること、そして顧客のロイヤリティ向上に貢献できることは、インサイドセールスのやりがいであり魅力といえます。
将来的なキャリアの選択肢が広がる
インサイドセールスは、将来性がある職業といわれています。近年確立されたばかりの新しい営業手法ということもあり、インサイドセールスを促進したい企業や、これから導入を検討している企業が多く存在します。
高い需要があるにもかかわらず、人材が不足している状況のため、早くから経験を積んでスキルを身につけることで、プロフェッショナルやマネージャーとしての道も拓けます。十分な実績があれば、年収アップを狙った転職も実現しやすくなるでしょう。
インサイドセールスで培った営業スキルやコミュニケーション力は、幅広い業界・業種で役に立ちます。異業種へ転職する際にも、強みとしてアピールすることができます。業務経験をその後の職業に活かしやすいことも、インサイドセールスの魅力といえるでしょう。
柔軟な働き方ができる
インサイドセールスは、非対面での営業活動がメインとなるため、企業によってはリモートワークやフレックスタイム制が認められている場合があります。自身のライフスタイルや家庭の事情に合わせて働けるため、何か突発的な問題が発生した場合でも、退職せずに解決できる可能性があります。
例えば、育児や介護、病気療養中などで出勤しにくい状況であっても、インサイドセールスなら会社の一員として活躍し続けることができます。
インサイドセールスの大変な点、辛いと感じる理由
人によっては、インサイドセールスの仕事が自分に合わないと感じることもあるようです。インサイドセールスが辛い、大変と言われる理由を解説していきます。
一人が担当する顧客の数が多い
インサイドセールスは、従来のフィールドセールスより手軽な分、任される顧客の数が多くなります。一人で多数の見込み顧客を担当し、各状況ごとに適切なアプローチをしなければならないため、必然的に業務量が増えます。成果につなげるためには、事前の情報収集や戦略を練る時間も必要で、仕事に慣れないうちはどうしても慌ただしくなってしまいます。
また、担当する顧客数が多いと、スケジュール管理が煩雑になりがちです。時間配分が苦手な人は、限られた時間の中で数をこなし、成果を上げることを難しく感じるでしょう。
顧客の反応が冷たい、信頼構築に時間がかかる
インサイドセールスでは、相手から前向きな返事がもらえないこともよくあります。時には、話の途中で電話を切られたり、冷たくあしらわれたりすることがあり、辛いと感じてしまう人もいます。特に繊細な性格の人や、気にしやすい性格の人には、大きなストレスになってしまうようです。
また、見込み顧客との信頼構築に時間がかかることも、インサイドセールスが大変と言われる理由の一つです。良い反応が得られなくても、少しずつ距離を縮めていく粘り強さが必要になります。
目標達成のプレッシャーがかかる
ノルマの存在はストレスになりやすいです。インサイドセールスでは、商談獲得数や成約数、架電件数などに数値目標が設定されることがあります。目標達成を絶対とするような成果重視の環境では、不安や焦りから業務に集中できず、本来のパフォーマンスが発揮できないことも起こり得ます。
本来、インサイドセールスはやりがいや面白さを感じられるものですが、目標を達成することばかりに意識が向くと、仕事に嫌気がさしてしまう可能性があります。
効果的なアプローチ方法を見つけるのが難しい
インサイドセールスのよくある悩みとして、「正しい業務の進め方が分からない」「効果的なアプローチが分からない」という声が聞かれます。インサイドセールスは、日本ではまだ新しい営業手法なので、社内でノウハウが確立されていないことがあります。インサイドセールスを導入したばかりの会社では、成果の出し方を自主的に探っていく必要があるでしょう。
また、インサイドセールスは顧客の属性や関心度によってアプローチの仕方を検討するため、こうすれば絶対に上手くいくという答えがありません。効果的な方法を常に探さなければならず、大変に感じられることがあるようです。
部署の間で板挟みになりやすい
インサイドセールスは、営業部門の中で板挟みになりやすいポジションです。通常、「マーケティング部門→インサイドセールス部門→フィールドセールス部門」という流れで顧客を引き継いでいくため、中心的立ち位置のインサイドセールスに不満が向かいやすくなります。
周囲からの意見や要望がネガティブなものであれば、インサイドセールス全体のモチベーション低下につながります。また、インサイドセールスが両者の板挟みになり、連携が取りづらくなってしまうと、成果に悪影響が出るおそれがあります。
自分の性格に合わない仕事だった
インサイドセールスの仕事に就いてから後悔する人もいます。「性格的に合っていなかった」「思っていた業務内容と異なっていた」というようなケースです。インサイドセールスは、非対面での営業活動がメインとなるため、どうしても人によって合う合わないがあります。無理をして頑張っているうちに、辛いと感じてしまうこともあるようです。
このような状況を避けるためには、インサイドセールスがどのような仕事なのか、事前に理解を深めておくことが重要です。また、自分がインサイドセールスに向いているタイプなのか考えてみることも必要でしょう。
▼インサイドセールスという職種で辛い、大変という声がみられることについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。
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インサイドセールスを楽しいと思える人の特徴
ここでは、インサイドセールスにやりがいや楽しさを見出せる人の特徴を紹介していきます。
非対面でのコミュニケーションが苦にならない
知らない相手に電話をかけることに抵抗がない人は、インサイドセールスの仕事に早く適応できます。インサイドセールスでは、電話で営業活動を行うため、電話自体に苦手意識があると、業務に慣れるまでに長い時間を要することがあります。
もともと人と話すのが好き、初対面でも緊張せずに会話できる、という人はインサイドセールスを魅力的な仕事に感じられるでしょう。
ヒアリングが得意
ヒアリングが得意な人は、その能力をインサイドセールスに活かすことができます。見込み顧客との信頼構築がカギとなるインサイドセールスでは、以下のような能力が求められます。
・話に深く耳を傾け、理解する能力
・真意や本音を感じ取る能力
・隠れたニーズや課題を引き出す能力
・相手と同じペースで会話する能力
・話しやすい雰囲気を作る能力
ヒアリングが上手な人は、見込み顧客と良好な関係を構築するのが早いです。信頼を得た上で的確な提案ができるため、商談化や受注にもつながりやすくなります。
物事を分析するのが好き
日頃から理由や原因を探るのが好きな人は、インサイドセールスに向いています。インサイドセールスは、トライアンドエラーの繰り返しです。上手くいかない理由を考え、改善策を実行していきます。分析欲のある人なら、この作業に面白さや楽しさを見出し、意欲的に取り組んでいくことができるでしょう。
楽観的で気持ちの切り替えが早い
インサイドセールスは上手くいかないことも多いため、楽観的な性格の人が向いています。嫌な出来事があっても、「仕事だから」と割り切れるタフさや、「次は頑張ろう」と思える前向きさが求められます。
気持ちの切り替えが早い人や、打たれ強い性格の人なら、ストレスを溜めずに仕事ができるでしょう。
目標があると頑張れる
仕事で達成感を得たい人は、インサイドセールスをやりがいのある仕事と感じられるでしょう。インサイドセールスでは、数値目標が設定されるケースも多く、達成できれば実績として評価されます。インセンティブ制度を導入している企業なら、給与にプラスして報酬を得ることができます。
インサイドセールスは、目標に向かって頑張ることが好きな人や、実力主義の環境で活躍したい人に適した職業といえます。そのようなタイプの人はスキルの習得も早く、自身の成長を実感できる楽しさもあるでしょう。
人の役に立つことにやりがいを感じる
インサイドセールスは、顧客の課題解決を手助けできる仕事です。提案した内容が顧客の役に立てば、「ありがとう」「相談してよかった」と声をかけられることもあります。人の役に立つことに大きな喜びを感じる人にとって、感謝の言葉は何よりも嬉しいものです。仕事をする上でのやりがいやモチベーションにつながります。
今自分がしている仕事が人の役に立っているという意識を持つと、インサイドセールスという仕事がもっと好きになります。常に前向きな気持ちで仕事に臨むことができるでしょう。
▼インサイドセールスにどのような人が向いているかについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。
インサイドセールスに向いてる人、不向きな人の特徴とは? 求められるスキルや適性も紹介
インサイドセールスに必要なスキルや経験
インサイドセールスで活躍するためには、どのようなスキルや経験が必要なのでしょうか。ここでは、業務を行っていく上で役立つスキルや経験を紹介します。
インサイドセールスに求められるスキル
インサイドセールスに必要なスキルを一覧にまとめました。
・コミュニケーション能力(非対面で信頼関係を構築する力)
・ヒアリング力(課題やニーズを引き出す力)
・プレゼンテーション能力(自社商材の特長を分かりやすく伝える力)
・情報収集力(顧客情報を多角的に収集する力)
・データ分析力(施策の効果や受注確度を判断する力)
・論理的思考力(目標への筋道を明確に導き出す力)
・事務処理能力(ITツールを迅速かつ正確に使いこなす力)
インサイドセールスの仕事は、見込み顧客に対する直接的なアプローチだけではありません。その他にも、顧客にまつわる情報の収集、施策の検討、受注確度の見極め、顧客対応の記録など様々です。業務内容が多岐にわたるため、求められるスキルも多くなります。
インサイドセールスに役立つ経験
営業職やコールセンター職、テレアポ、カスタマーサクセスなどの経験があると、インサイドセールスへの転職が有利になります。これまでの経験を活かして、業務にスムーズに適応できるでしょう。
また、インサイドセールスでは、顧客データの入力や管理、書類作成などの業務も多く発生するため、事務経験があると役に立ちます。
未経験でもインサイドセールスの仕事に転職できる?
インサイドセールスの仕事が未経験でも、転職が可能です。営業経験やコールセンターでの勤務経験があると転職時に有利ですが、このような経験がなくても仕事に就くことができます。
インサイドセールスは比較的新しい職種であり、経験者自体がまだ少ない状況です。そのため、意欲やポテンシャルが重視される傾向があり、未経験者であってもチャレンジすることができます。
転職を検討する際は、インサイドセールスの育成体制が整っている企業を選ぶといいでしょう。業務のコツやノウハウを効率的に身につけることができます。
インサイドセールスの仕事をするなら転職エージェントを活用しよう
インサイドセールスの仕事を探す際は、転職エージェントの活用がおすすめです。希望条件やスキルに合った仕事を紹介してもらえるため、効率的に転職活動が行えます。キャリア相談や内定獲得に向けた選考対策など、転職に関する手厚い支援が受けられることも魅力です。
転職エージェントは無料で利用できるサービスです。転職活動のスタートから入社後まで丁寧にサポートしてもらえるので、初めて転職する人や、転職に不安がある人にとっては、特に心強いものとなるでしょう。
インサイドセールスはやりがいのある楽しい仕事
インサイドセールスには大変な面もありますが、ある程度仕事に慣れれば、やりがいや楽しさを感じられます。未経験者を歓迎する求人も多いので、インサイドセールスに興味がある人は、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。転職活動を行う際は、自分に合った仕事を効率的に見つけられる転職エージェントの活用もおすすめです。
9Eキャリアインサイドセールスの転職支援サービスはインサイドセールス業務への理解が深いキャリアアドバイザーが求職者様の経験にフィットする業務内容の求人を提案するなどインサイドセールス特化型だからこそ可能な転職支援を行います。
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