2025年12月26日公開
最終更新日:2025年12月26日
株式会社アンドパッドのインサイドセールス求人・転職情報徹底解説
建設業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を牽引し、SaaS業界でも圧倒的な存在感を放つ株式会社アンドパッド。その成長を支える心臓部ともいえるのが、インサイドセールス部門です。
「アンドパッドのインサイドセールスは、他社と何が違うのか?」「年収や評価制度はどのように設計されているのか?」
本記事では、求人票だけでは見えてこない業務のリアルや、選考を突破するためのポイントについて詳しく解説します。急成長企業の最前線でキャリアを築きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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記事監修者による推薦コメント
建設業界という「60兆円もの巨大産業」のDXを牽引するアンドパッド社は、単なるSaaS企業を超え、社会インフラを再定義する存在です。同社でのキャリア、特にその成長の起点となるインサイドセールス(IS)職には、他社では得がたい3つの大きな魅力があります。
第一に、「本質的な営業力」を科学的に高められる環境です。同社のISは、単なる「アポ取り」の部隊ではありません。限られたリストに対し、顧客ごとに深い仮説を立てて価値提案を行う高度なスタイルが求められます。特筆すべきは、上長との密なコミュニケーションと、商談動画やAIツールを活用した高品質なフィードバック文化です。営業の「質」を徹底的に磨き込むことができ、無形商材の営業経験者であっても、一段上の市場価値を手にすることが可能です。
第二に、「縦にも横にも広い」柔軟なキャリアパスです。同社は「Hitori ANDPAD」という思想のもと、部署間の壁が非常に低く、ISを起点にフィールドセールス(FS)やカスタマーサクセス(CS)を兼務したり、マネジメントや新規事業へ挑戦したりする事例が豊富にあります。組織が1.5倍速で拡大している今だからこそ、次々と生まれるポストに対し、スピード感を持ってステップアップできる絶好のタイミングと言えます。
第三に、「プロフェッショナルと柔軟性の両立」です。建設業界という一見硬い領域を扱いながらも、組織運営は極めてモダンです。女性の管理職登用や男性の育休実績も多く、フレックス制やリモートワーク(手当あり)を駆使して、お子様がいる方でも第一線で活躍し続けられる環境が整っています。
「泥臭く顧客に向き合いながらも、スマートに仕組みで勝つ」。そんな、熱量高く知的な挑戦をしたい方にとって、アンドパッドはこれ以上ない舞台です。
株式会社アンドパッドについて
まずは、株式会社アンドパッドがどのような企業であり、なぜこれほどまでに注目されているのか、その市場優位性と将来性について見ていきましょう。
建設DXを牽引する「ANDPAD」の事業内容と市場シェア
アンドパッドは、建設現場の施工管理アプリ『ANDPAD』を提供するバーティカルSaaS(特定業界特化型SaaS)のリーディングカンパニーです。2016年のサービス開始以来、アナログな建設業界に変革をもたらし、導入社数は18万社超、利用ユーザー数は46万人以上に達しています(2025年時点)。
特筆すべきは、8年連続でシェアNo.1を獲得している点です。単なる施工管理機能にとどまらず、受発注、チャット、図面管理、さらにはBIMや決済機能まで、建設プロジェクトの全工程をカバーするインフラとしての地位を確立しています。
累計調達額約209億円の安定基盤と将来性
スタートアップへの転職で気になるのが「会社の安定性」ですが、アンドパッドの財務基盤は盤石です。これまでの累計資金調達額は約209億円に達しており、国内未上場スタートアップの中でもトップクラスの規模を誇ります。
この豊富な資金は、さらなるプロダクト開発やM&A、そして人材採用へと積極的に投資されています。2024年には株式会社コンベックスをグループ会社化するなど、事業拡大のスピードは加速しており、安心して挑戦できる環境が整っています。
「2024年問題」を追い風にする市場環境
建設業界は今、大きな転換期を迎えています。2024年4月から適用された時間外労働の上限規制、いわゆる「2024年問題」により、業務効率化は努力目標ではなく「経営存続の条件」となりました。
この法改正はアンドパッドにとって強力な追い風です。「法律を守るために業務を変えなければならない」という切実なニーズに対し、解決策を提案できる環境にあるため、営業活動においても顧客の課題意識が高い状態からアプローチが可能です。
アンドパッド インサイドセールスの業務内容
アンドパッドのインサイドセールスは、単なるアポイント獲得部隊ではありません。 最先端のツールと戦略を駆使し、事業成長を牽引する重要な役割を担っています。
The Model型組織における役割とミッション
営業組織はSalesforce社が提唱する「The Model」型の分業体制を採用しています。 プロセスは以下の4つに分かれています。
・マーケティング(リード獲得)
・インサイドセールス(リード育成・商談化)
・フィールドセールス(商談・受注)
・カスタマーサクセス(定着・活用支援)
特徴的なのは、「Hitori ANDPAD(一人のアンドパッド)」という考えのもと、部署間の壁を超えた連携が徹底されている点です。インサイドセールスが得た顧客の一次情報は、即座にマーケティングや開発へフィードバックされ、組織全体の改善に活かされます。
SDR(反響型)とBDR(新規開拓型)の違い
インサイドセールスチームは、ターゲットやアプローチ手法によって「SDR」と「BDR」の2つに分かれています。
SDR:インバウンド対応とスピード重視のアプローチ
SDRは、主に中小規模の工務店やリフォーム会社を対象とした「反響型セールス」です。
【リード源】Webからの資料請求やセミナー参加など
【求められること】顧客の温度感が高いうちに接触する「即応性(スピード)」
【スキル】BANT情報を短時間で的確にヒアリングする力
BDR:ターゲット企業攻略と戦略的アプローチ
BDRは、大手ゼネコンやハウスメーカーなどのエンタープライズ層を狙う「新規開拓型セールス」です。
【リード源】自社で選定したターゲット企業(ABM戦略)
【アプローチ手法】架電に加え、手紙、FAX、展示会などあらゆる手段を駆使
【スキル】IR情報等から仮説を構築する力、決裁権者へのアプローチ力
テクノロジー活用と「泥臭さ」の融合
アンドパッドのインサイドセールスの面白さは、最先端のデータ活用と、建設業界特有のリアリティへの適応という両面を持っていることです。
Salesforce・MiiTel・Digimaの連携による効率化
業務プロセスは高度にデジタル化されています。顧客管理の「Salesforce」、AI搭載IP電話「MiiTel(ミーテル)」、住宅不動産特化の「Digima」が連携しており、非効率な入力作業を極小化しています。MiiTelでは通話内容が自動で文字起こし・解析されるため、トップセールスのトークを科学的に分析できます。
現場理解を重視する企業文化
一方で、顧客である監督や職人さんは、騒音の中で電話に出ることもあれば、FAXを好むこともあります。スマートな架電だけでなく、時にはヘルメットを被って現場を知り、顧客の「リアル」に寄り添う泥臭い姿勢も大切にされています。データドリブンなロジックと、現場への共感の融合こそが強みです。
アンドパッド インサイドセールスの平均年収・給与制度
転職を検討する上で重要な年収についても解説します。IT・SaaS業界の中でも高水準な給与体系が魅力です。
インサイドセールス職の想定年収レンジとモデル年収
職種や経験に応じた年収レンジは以下の通りです。
・インサイドセールス(メンバー):400万円〜600万円
・セールスマネージャー候補:600万円〜800万円
・エンタープライズ営業(BDR):600万円〜1,200万円
全社平均年収は約515万円〜528万円ですが、実力次第でさらに上を目指せます。30歳時点のモデル年収は約503万円となっており、国内の30代平均を大きく上回る水準です。
成果と行動の2軸で決まる評価制度
評価は半期ごと(年2回)に行われ、「成果評価(定量)」と「行動評価(定性)」の2軸で決定します。
成果評価
単なる架電数ではなく、「有効商談化数(受注見込みのある商談数)」や「受注貢献額」など、ビジネスへの実質的な貢献度が重視されます。
行動評価
後述する6つのバリューをどれだけ体現できたかが評価されます。他部署と連携して顧客課題を解決する姿勢などがプラス評価に繋がります。
インセンティブ制度と昇給の仕組み
基本給に加え、成果に応じたインセンティブ制度も充実しています。 四半期ごとの表彰や、特定の戦略目標を達成した際に支給され、入社1年で年収が100万円以上アップした事例もあります。
アンドパッドの働く環境・福利厚生
メガベンチャーとしての安定感と、スタートアップの熱量が同居する独自のカルチャーも特徴の一つです。
リモートワークと出社を併用するハイブリッド勤務
チームビルディングや偶発的なアイデアの創出を大切にしているため、週数回の出社を推奨するハイブリッド型を採用しています。オフィスは秋葉原・三田エリアなどにあり、フリーアドレス制の快適な環境です。
フレックスタイム制と残業時間の実態
11:00〜15:00をコアタイムとするフレックスタイム制を導入しており、個人のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。固定残業代(45時間分)が含まれていますが、生産性を高めて成果を出すことが求められる文化です。
6つのバリュー(Values)と組織の雰囲気
アンドパッドでは「Professional」「Mission Driven」「Reality」など6つのバリューが深く浸透しています。Slackの「称賛チャンネル」では、アポ獲得や受注報告に対してポジティブな反応が飛び交う活気ある組織です。
ライフステージを支える福利厚生と各種手当
・リモートワーク手当:月5,000円
・近隣住宅手当:オフィス2km圏内等で月1〜2万円
・ライフサポート:結婚・出産祝い金、産休・育休制度など
アンドパッドの選考フローと面接対策
アンドパッドは人気企業であり、選考難易度は低くありません。 内定を勝ち取るためのポイントを整理しました。
一般的な選考プロセス
・カジュアル面談(任意):相互理解の場
・一次面接(現場マネージャー):スキルと即戦力性の確認
・二次面接(部長クラス):カルチャーフィットの確認
・最終面接(役員・代表):覚悟と志望度の強さの確認
面接で頻出する質問例と回答の方向性
面接では、特に以下のポイントが深掘りされます。
なぜ建設業界(アンドパッド)なのか
単なる「成長企業」という理由ではなく、「日本の建設業界が抱える社会課題を、テクノロジーで解決したい」というMission Drivenな視点を持つことが不可欠です。
現職での成果とプロセスの再現性
「自ら課題を設定し、独自の工夫で解決した」という内的要因を語り、新しい環境でも成果を再現できることをアピールしましょう。
求める人物像とスキルセット
法人営業経験(目安3年以上)が求められることが多いですが、業界知識は入社後でも十分可能です。それ以上に、素直にフィードバックを吸収できる「柔軟性」や、自ら考えて動く「自責思考」が重視されます。
アンドパッドなどインサイドセールスへ転職するなら
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この記事の監修者
小能見 理沙
大学卒業後、公務員としてキャリアをスタートするも、自身の成長のため独立。未経験から営業に挑戦し、3ヶ月で目標を大幅に達成する。この経験から「人生を変える一歩を支援したい」と決意し、キャリアアドバイザーに転身。
株式会社9E入社後は、半年で売上1位を記録しリーダーに昇格。現在はキャリアアドバイザーのスペシャリストとして、インサイドセールス職やカスタマーサクセス職への転職支援で年収大幅アップなど多数の実績を持つ。(▶︎詳しく見る)
