2025年10月9日公開
最終更新日:2025年10月9日
SaaS営業からインサイドセールス職へ。その後ヘッドハンティングも受けたY.F様の転職成功ストーリー
インタビュー記事について
9Eキャリアは「あなたの挑戦を支える一番の伴走者になる」をコンセプトに、将来の可能性を広げるご提案にこだわり転職支援を実施しています。
このインタビューは、入社後1年以上経過している方へのインタビューを通し、実際に転職の軸を叶えられたのか?や今後チャレンジしていきたいことを中心にヒアリングをしていくことで近いご経験や志向性をお持ちの方に有益な情報を届けたいと考え、実施しています。
大学中退と現場経験を経て「もっと力を活かしたい」という感情が芽生える
――最初に、これまでのキャリアを教えてください。
私は関西大学に進学しましたが、4年目で中退することになりました。その後の2年間は、いわゆるフリーターとしていくつかのアルバイトを掛け持ちしながら働いていたんです。
その期間は、自分にどんな仕事が合うのかを模索する時間でもありました。特に父が建築系の会社を経営していた関係で、現場作業のアルバイトに関わることが多かったんです。体力的にはとても大変でしたが、その経験を通じて「働くとはどういうことか」「現場で責任を果たすとはどういうことか」を身をもって学ぶことができました。
そうした経験を経て、次のステップとして建材系のSaaSを展開している会社に入社しました。営業組織の一員として活動し、顧客への提案や仕組みづくりにも携わり、営業の基礎を身につけていきました。
――転職を考えたきっかけは何ですか?
SaaS系の会社で働いていたときに、「もっと自分の力を活かせる場所があるのでは?」と、感じ始めたのが転職のきっかけでした。強い理想や目標があったわけではなく、日々の仕事を通じて自然と芽生えた感情だったんです。
特に、最初の会社に大きな不満があったわけではありませんが、このまま同じ環境にとどまるより、新しい環境に飛び込んでキャリアの幅を広げたいという気持ちが強くなっていきました。
転職活動を始めた時点では業種や職種に特別なこだわりはなかったものの、現場で培った責任感や働く姿勢を活かせる仕事を選びたいと思っていました。その思いが、転職を決断する大きな理由になったと今でも感じています。
ひとりでの転職活動に限界を感じ、9Eキャリアの伴走支援を利用
――なぜ、9Eキャリアの支援を利用されたのでしょうか?
9Eキャリアの支援を利用したのは、自分一人で進めるよりも安心感が大きかったからです。
最初は自分ひとりで転職活動を始めました。ただ求人サイトを見て応募してみたものの、履歴書や職務経歴書の書き方がわからず、何度も修正を繰り返すことになりました。また、面接で自分の経験や強みを整理して伝えることができないまま終わってしまったこともあります。そうした失敗が続いて、「このまま独りでやっても前に進めないのではないか」と感じるようになりました。
そんな時に出会ったのが9Eキャリアです。相談してみると担当の方が丁寧に話を聞いてくれて、自分の強みや経験をどう伝えれば良いのか一緒に整理してくれました。さらに、希望に合った企業を紹介してくれるだけでなく、面接対策や想定質問まで具体的にアドバイスしてもらえたのは大きな支えになりました。孤独に進めていたときと違って、常に伴走してくれる安心感があり、前向きに挑戦できるようになったのが、9Eキャリアを利用した一番の理由です。
――9Eキャリアのサポートはいかがでしたか?
9Eキャリアのサポートは、本当に手厚くて頼りになりました。相談を始めてから、約1ヶ月程度で転職を成功できたんです。
まず書類について、職務経歴書の添削が思っていた以上に細かくて助かりました。自分では「これで伝わっているだろう」と思って書いていた部分を、担当の方が一緒に言い換えてくれて、読み手に伝わる表現や構成に直してくれました。そのおかげで面接の通過率が明らかに上がりましたし、自己理解も深まりました。自己理解が進んだことで、面接で話す内容にブレがなくなり、自信を持って話せるようになったんです。
また、面接対策も実践的でした。想定される質問を洗い出してくれて、それぞれに対する答え方の工夫や見せ方まで一緒に練ってくれました。ロールプレイで何度か模擬面接をやったことで、本番でも落ち着いて受け答えできましたし、質問の意図を汲んだ回答ができるようになりました。
そして特に印象に残っているのが、年収交渉のサポートです。自分だけでは言いづらい部分を担当の方がしっかり後押ししてくれて、結果的に年収が約100万円アップする転職を実現できました 。
経験を活かしつつ挑戦できる環境、成長を確信してスキマバイトのマッチングプラットフォーム事業の会社へ
――転職活動でこだわったポイントを教えてください。
転職活動でこだわったのは、「これまでの経験を活かせること」と「新しい挑戦ができること」の両立でした。
前職で培った責任感や現場での経験を無駄にしたくないという思いがありつつ、同じ環境にとどまるのではなく、新しい業界や職種にもチャレンジしてみたい気持ちがありました。
そのため求人を探す際には、待遇や条件面だけでなく、自分の強みを活かしながらスキルアップにつながるかどうかを重視していました。たとえば「人と関わる機会があるか」「成長できる環境か」「追い抜く目標となる上司がいるか」といった点は必ず確認していましたね。キャリアの方向性がまだ定まっていない段階だったからこそ、広く業種を見ながらも、自分の軸はぶらさないように意識していました 。
――転職先であるT社を選んだ決め手は何ですか?
僕がT社を選んだ一番の理由は、「ここなら強い人たちと一緒に働ける」という確信があったからです。転職のとき、複数の内定を持っていて迷っていたんですが、前職の社長に相談したら「T社がいいんじゃないか」と背中を押してくれました。その言葉も大きかったと思います。
また実際に面接を受けてみると、社員の方々のレベルの高さや誠実さに触れて、「この環境なら間違いなく成長できる」と感じました。特に最終面接を担当してくださった方の姿勢が印象的で、こちらの話に真正面から向き合ってくれて、「この人と仕事をしたい」と強く思えたんです。
正直に言うと最初は「会社が若すぎるのでは」と懸念もありました。それでもエージェントから「絶対に受けてみた方がいい」と強く勧められて受けてみたら、伸びているのは間違いなく、自分のキャリアを広げる舞台としてこれ以上ない環境だと納得できました。
インサイドセールスで仕組みを築き、チームを導く存在を目指す
――T社へ入社後、どのような業務をされていますか?
入社してからは、ずっと大手企業向けのインサイドセールスを担当していました。最初の半年くらいは、領域横断で幅広く案件を扱う形で動いていましたね。いわゆるプレイヤーとして、自分で手を動かしながら新規のチャネル開拓を進める役割でした。
具体的には、テレアポに近い活動を中心に、手紙やメールといったアプローチ方法を工夫して試していました。どういう言葉を使えば返信率が上がるのか、どう設計すればアポイントに結びつくのかを考えながら、施策を設計していったんです。その過程で、成果にばらつきが出ないようにメンバー間で仕組みを整えたり、ナレッジを共有したりすることにも取り組みました。
振り返ると、ただ数字を追うだけではなく、チーム全体の底上げや再現性づくりに意識を向けるようになったのは大きな経験でした。単なる個人営業ではなく、組織として成果を出すためのインサイドセールスの在り方を学べた期間だったと思います。
――転職前後で仕事のギャップはありましたか?
転職前後で感じた一番大きなギャップは、「営業のやり方」でした。
前職では割とオーソドックスな営業スタイルで、既存のやり方をなぞることが中心でした。でもT社に入ってからは、完全にゼロからの立ち上げに近い環境で、とにかく自分で考えて行動することが求められました。
特にインサイドセールスは、ただアポイントを取るだけではなく、どんなチャネルを使うか、どんなアプローチをすればお客様に関心をもってもらえるのか、検討の土台に上げていただけるのかを自分で設計する必要があります。テレアポに加えて、手紙やメールなども工夫して試しながら成果を出していく。そこには前職との大きな違いがありました。
最初はその自由度の高さに戸惑う部分もありましたが、「外勤営業の成果を自分の設計で生み出せる」という感覚はやりがいにつながりました。ギャップを感じた分だけ、新しい学びや成長のきっかけになったと振り返っています。
――現在の職場でどのようなキャリアを目指してきたいですか?
これからのキャリアで目指しているのは、「自分がチームを引っ張れる存在になること」です。今まではプレイヤーとして手を動かしながら成果を出すことに集中してきましたが、次のステップとしてはメンバーを育成したり、仕組みを整えたりする役割にシフトしていきたいと考えています。
特にインサイドセールスの仕事は、個人で数字をつくるだけではなく、再現性を持った仕組みを作ることが重要です。誰か一人が突出するのではなく、全員が同じように成果を出せる体制をつくる。そのために自分の経験をナレッジとして共有したり、新しい施策を試して仕組みに落とし込んだりすることに取り組みたいと思っています。
ヘッドハンティングで次の舞台へ
――現在はどのような活動をされていますか?
現在は、T社での実績を評価されヘッドハンティングを受け、別の会社で新たな挑戦に臨んでいます。
T社では営業チャネルの立ち上げや仕組みづくりに関わり、自分で営業の型をつくって成果を出す経験を積みました。その実績が外部からも評価され、「ぜひうちでも力を発揮してほしい」と声をかけていただいたんです 。
今の会社では、T社で培った「営業の再現性を高める仕組み化」や「新しい施策を自分で試して成果につなげる力」をさらに広いフィールドで活かしています。環境は変わりましたが、T社で得た学びが大きな武器になっており、今後も自分の経験をチームや組織の成長につなげていきたいと考えています。
――現在転職活動をされている方にメッセージをお願いします。
転職活動をこれから始める方に伝えたいのは、まず「可能性を広げる意識を持ってほしい」ということです。私自身もそうでしたが、一人で考えて動こうとすると、どうしても情報が偏ったり選択肢が狭まったりします。
だからこそ「頼れるものは頼った方がいい」と強く思います。自分の強みを客観的に整理してくれる相手がいると、新しい視点が得られて、結果的に納得感のある選択ができるようになるんです。
焦る必要はありません。段階を踏んで一歩ずつ進めば、自分の可能性を最大限に活かせる環境に必ず出会えると思います。